藤田嗣治|赤ちゃんも使う○○で描いた作品が937万ドル(10億円)になった話

変人ばかりの芸術家たち

2018年ロンドンのオークションで藤田嗣治の「La fête d’anniversaire」の最終的な落札価格は、なんと937万ドル(約10億円)にのぼりました

ちなみにこの藤田嗣治は日本ではあまり有名ではないけど、草間彌生に続いて日本人画家のオークション取引額第2位だったりするすごい人なんです(ちなみに第3位は奈良美智

こんなすごい画家がなんと作品を作るのに使っていたのは、なんと赤ちゃんも使うベビーパウダーなんでもベビーパウダーを使うことによって筆がなめらかに滑るので、藤田嗣治作品の特徴の一つでもある線を描いていたとのこと

「それで絵描いちゃう!?」みたいな昨今の芸術家たちもびっくりなまさかのベビーパウダー登場にビビりまくりです!

ちなみにベビーパウダーはその名前とは裏腹に、メイク下地や夏の汗ばむ時期に活躍しているとっても便利なアイテムだそうで、世の女性たち必見のアイテムになっております

ところでどうして、藤田嗣治作品の価格が10億円にまで高騰しているのかというと近年あった、回顧展が影響しているようです

作品価値の上がる要因として、その作家がどれだけ多くの人に注目されているか?また需要と共有のバランスはどうなっているか?ということが関係してきます

まず1つ目の、その作家がどれだけ多くの人に注目されているか?について2018年は藤田嗣治没後50周年になっていて、東京や京都でも『没後50年 藤田嗣治展』が開催されるなど、注目を浴びる機会がありました。

また、作品の価格は作家の死後30年くらいで落ち着くという見解もあったりしますが、藤田嗣治の場合は、まだまだ流通量もあり注目を集めているということから、これからも10年周期で価格の上がっていく作品もあるのではないかなと予想しています

これらの2つの理由から、藤田作品は2018年に約10億円という高額にて落札されました
この記事を読んだあなたも藤田作品を見る時には、ベビーパウダーが使われているんだーと思ってみてみてはいかがでしょうか

追伸
藤田嗣治は日本に住んでいる時に、新宿百人町にアトリエを持っていたようで、今この記事を新宿で書きながら近くに芸術家の歴史を感じてちょっとだけ感動しています

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