近年「アート思考」という言葉を聞くようになりました。
「アート思考」と言われてもアートってことはデザイン?芸術?とよくわからないという人がとても多いでしょう。
また、「アート思考」はビジネスに通じるものがあるということもよく聞きます。
ビジネスと「アート思考」何が通じるものがあるのでしょうか?
では、今回はアート思考について、ビジネスに通じるのか?モダンアートとは何なのか?について紹介していきます。
アート思考って?
そもそもアート思考とはどのようなものなのでしょうか?
実は「アート思考」という言葉に定義はありません。
えっ?定義がないのにアート思考っていうの?と思うかもしれませんが、これ!という定義はないのです。
言えることとしたら、アート思考とは、「アーティストの作品を作成する過程に伴う着眼点や問題意識、それらを発展させていくための思考方法」と言えます。
現代アートは難しいと思っている人が多くいます。
確かに現代アートは昔のアートよりも様々な思想が重なったり、織り込まれていたり、自分の社会のことを形にするので、新しい形となってアートになるということはありますが、それを他人が理解するのは難しいものがあります。
昔のアートであれば少し元の形を崩して表現していたり、景色も日常にあるものを表現していたりするので伝わりやすかったというのはあるかもしれません。
このように自分の感じたことなどを自分の中で上手に消化させてアートに使用というプロセスをアート思考というと思っておくといいでしょう。
ビジネスでも使える?
冒頭でも触れたようにアート思考はビジネスにも使えます。
ビジネスとアート思考、一見全く関係ないように思えます。
しかし、アート思考がVUCAの時代(Volatility=変動性」「Uncertainty=不確実性」 「Complexity=複雑性」 「Ambiguity=曖昧性」の4つの頭文字をとった言葉をVUCA)を生きるための知恵になるのでは?という期待がされているためです。
VUCAの時代というのはなかなか読み取ることができない、多様性になってきている世界で全体を把握しきれない時代という意味なのですが、今この現代がVUCAの時代に当てはまります。
新型コロナが流行している現在、なかなか先を見通すことができないというのもVUCAの時代と言えます。
ここで大切になるのは、自分で感じ取って、自分で形に仕上げていくということです。
これはアート思考と同じものなのです。
ビジネスにも同じことが言えます。
予想できないことを予想したり、自分が思っていることを形にしてビジネスに反映させるということはアート思考を利用してビジネスに反映させるというのと同じプロセスと言えるというわけです。
モダンアートって?
モダンアートは現代アートとは少し違いますが、アート思考とつながりはあります。
モダンアートは近代芸術と言われており、未来的なことを想像して描いたり、過去のアートから脱却しようとして作られる芸術のことです。
これはアート思考を利用し、自分が想像する未来や自分がとらえた過去の作品から卓越した作品を作りあげたときにアート思考を用いたモダンアートといえるでしょう。
アート思考とデザイン思考は全く違う!
アート思考について紹介してきましたが、アートはデザインとは違います。
アートは自分が感じたこと、理解したことなどの思想を形にしたのがアート思考ですが、デザイン思考は自分以外の人の希望を形にしたときに用いる言葉です。
自分と他人の考えでは全く違いますし、アート思考やデザイン思考もその時その時によって使い方が違ってくるのです。
まとめ
今回はアート思考について、ビジネスに通じるのか?モダンアートとは何なのか?について紹介してきました。
アート思考は定義がないのでこれ!ということは難しいのですが、なんとなく雰囲気をつかんでビジネスに利用してみるといいでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
アート思考についてもっと詳しく学ぶ
アート思考とはアーティストが作品制作をするプロセスの中で使用する思考法で「好奇心に従って、独自の視点をもって、満足するまで追求し続ける」ということ。
→アート思考ついて詳しく書いた記事はこちら
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