「明日から新規事業部長だ!何かいいアイデアを考えてこい!明日までだ!」
「何か自分で副業から事業に挑戦してみたいな」
なんて思っている人もいるのかなと思います。この記事ではそんな人の為に、アートを活用した、新規事業のアイデア出しについて解説していきたいなと思います。
どうしてビジネスアイデアが必要か?
はじめにどうしてビジネスアイデアが必要なのでしょうか?
「既存のアイデアを使えばいいじゃないか」と思う人もいるかと思います。しかしそれは落とし穴です。本当に素晴らしいアイデアだったらそれはすでに形になって、実現している可能性が高いからです。
なので、これから新しい事業を始めるにあたっては、過去のアイデアを参考にしつつも自分で新しいアイデアを見つけてこないと、そもそも失敗する可能性が高いのです。

ビジネスアイデアが生まれるまで
よくアイデアを「盗む」と表現されているのを耳にする機会があるかと思います。実際にアイディアは何もないところから生まれるなんてことは少なく、何かしたら種になるアイデアから派生して育っていき大きな実を結ぶことにつながっていきます。
まだ誰もやっていないけどみんなが疑問・不満に思っていることを探す
ビジネスに使える素晴らしいアイデアを見つける基本的な考え方は。「まだ誰もやっていないけどみんなが疑問・不満に思っていることを探す」です。ここに大きなヒントが隠されています。
このアイデアをアート的に見つけるには、「アート思考」について知っておく必要があります。
アート思考とは、簡単に言うと「アーティストが作品を作るときと同じように考える」ということです。実はこの手法は多くのビジネスシーンで活用されていることが知られています。
なぜこのアート思考が使われているかというと、現代人が苦手とする思考法だからなんです。現代人の多くは学校教育の中で、正しい答えを見つけることに重きを置いて思考するようになっています。ところがアート思考では、新しい正解を作り出す力が必要になってくるのです。
新しい正解を作り出す力つまり、新しいビジネスアイデアを作り出すこととなってきます。こういった理由でアート思考はビジネスシーンで活用されるのです。
では次の段落からアート思考の実践的な使い方についてみていきましょう。

アイデアを生み出すアートの活用事例
ここでは3つの事例からアートを使ってビジネスアイデアを見つける方法について紹介していきます。
美術品に囲まれて会議をする方法
美術品に囲まれた状態で会議をする方法を取り入れている企業は世界中にあります。例えば自社の会議室に絵画を飾ったり、美術館を貸し切ってそこで会議を開いたりしています。
なぜ何億円もするようなアートを買ってまで、こういうことをするのかというと、そこで出てきたアイデアにそれ以上の価値があるからです。アートは脳をリラックスさせる効果があります。リラックスした状態で出てきたアイデアは通常の状態で出てきたそれよりも良いものになる可能性が高いですよね。
こんな経験ありませんか?トイレやお風呂にいるときにアイデアが出てきた。散歩をしている時に思いついたアイデアがすごい良かった。そんな風に普段の仕事からちょっと離れたところでアイディアが出てくるのです。
アートはこの状態を強制的に作り出すことができる機能を持っています。
アートを使って思考の幅を広げる方法
アートはあるだけでも効果を発揮しますが、自分で描いたり作ったりしても効果を発揮します。
アイデア出しの際にブレインストーミングやマインドマップを活用する人も少なくないのではないでしょうか?私もマインドマップをよく使います。この時にアートを活用することでより一層効果を高めることができるのです。
その方法は、マインドマップにちょっとした挿絵を描いたり、自分の思うままの色を使って描くというものです。ビジネスツールとしてのマインドマップはシンプルなデザインが多くありますが、手書きのマインドマップは本来とてもカラフルなものなのです。
カラフルにすることによってマインドマップは脳を活性化させます。文字情報以外にもイラストの情報、色の情報が上乗せさせられるような感じです。
こうすることで、思考の幅が広がってさらに素晴らしいアイデアと出会うことができるようになるでしょう。

思考を柔軟にするアート鑑賞方法
更にアートを鑑賞する時にも、あなたのアイデアを広げる助けになるのがアートのすごいところです。私はよく美術館にメモ帳をもって行きます。なぜかというとそこでアイデアが形になることが非常に多いからです。そこで形になったアイデアはすぐに実行するようにしています。
どうして、アートを鑑賞しているだけで、アイデアが形になるのかというと、私が編み出した鑑賞法に答えがあります。
その鑑賞法とは「連想絵画鑑賞」です。ある絵画を見た時にそこからいろんなことを連想していきます。どうしてこの作品がかかれたのか?誰が何を書いたのか?これを書いているときどんなことを考えていたのかな?時代背景は?何が起こった?良かったことは?悪かったことは?とどんどん絵に関係ないことまで考えていきます。
そうすると、今までまとまらなかったアイデアがふと形になることがあるのです。そうなったらラッキーでここぞとばかりにメモを取ります。
そんな風にアートは鑑賞するだけでも効果のあるものなのです。
成功するアイデアと失敗するアイデア
さて沢山のアイデアが出てきたかと思いますが、そのアイデアが成功するか、失敗するかはまだ分からないかと思います。そうです実際にやってみないと分からないのです。
なので、アイデアの段階では、良し悪しは決めてはいけません。一見難しそうなアイデアもそこで切り捨てることなくテストしてみてください。ちょっとだけ実行してみたり、シミュレーションしてみると思いもしない結果が表れることにつながるでしょう。
やる前から失敗すると決めつけてしまっては、せっかくアイデアを出したのにもったいないですよね。ここまでで出てきたアイデアは是非ちょっとだけ形にしてみてください。
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