歴史を変えたアートは”トイレ”

アートのマニアックな話

アートといえば、芸術的にも直観的にも美しいものというイメージがあるかと思います。

そんな中、
「歴史上もっともアート史に影響を与えたアートは?」
と聞かれた時に常に話題に上がる作品は、そんな美しさとは無縁なものなんです

それは、男性用小便器
※女性用の方がまだきれいかもしれないと思ってしまう私は変態ですねwww

とはいえ、この男性用小便器をアートにしてしまった事件はアートを教養として身に着けるうえで当然のように知っておかなければなりません

アートを語るときには必ず時代の流れが話題に上がります。

どうしてこの作品を作ったのか?
どんな意味がこの作品にあるのか?

それを理解していないまま話に乗っかると知ったかぶりをしている人として恥ずかしい思いをしてしまいます

【アートの見方を変えたターニングポイント的作品】
《泉》は1917年にマルセル・デュシャンによって制作されたレディ・メイド作品です

この泉という作品は、ヨーロッパの視覚的な近代芸術からアメリカの観念的な現代美術へと価値観が移行するターニングポイントとなる作品になりました。そのため作者のマルセル・デュシャンは「現代美術の父」「ダダイズムの父」とも言われています。

どうして泉はすごいのか?

この泉という男性用小便器を横にして適当なサインを書いただけの作品は、それまでの芸術の評価基準に一石を投じる作品になったので、歴史的な価値を生み出しているのです。

アートの価値は、どれだけアート史に対して影響を与えたか?という点が評価基準の一つになっています。

なので、それまでのアートの当たり前であった、美しく、芸術家が手作業で1点1点丁寧に作った作品こそ芸術であるという文化に対して真っ向から否定したこの作品はアート史に大きく波紋を広げその後のアートを大きく変えるきっかけになったので非常に大きな価値のある作品になっているのです。

まとめ
アートの価値基準はどれだけアートの歴史に影響を与えたか?ということ

アートについて教養を深めて、人生にも深みを出していきましょう

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