初めて絵画の購入の前に知っておいて欲しい3つのこと|絵画を買って後悔しない選び方

絵画を鑑賞する アートのある暮らし

「今度絵を買おうと思っているんだけど、合っているか不安」
「絵画って気軽に買って大丈夫なの?」

という風に不安や疑問を抱える人も多いそうです。というわけで今日はそんな人の疑問を解消できるように、「初めての絵画購入の前に知っていおいて欲しいこと」について、現役のアーティストでもある私が紹介していきたいなと思います。

インテリアの絵画

絵画の種類を確認しよう

絵画には種類があります。種類によって値段が大きく変わってくるので、安いからと言って飛びついてしまうと後から後悔することになりかねません。なのでここでは絵画の種類について説明していきますので参考にしてみてください。

原画

金額:高い(数万円~数十万円まで様々
希少性:高い(基本的に1点物

作家さんが直接自分で描いたものが原画と言えます。直接自分で書いているので本物の1点物です。なので基本的に他の種類に比べると高価になることが多いです。また人気の作家さんでは購入権が順番待ちになっていたり、オーダーの場合は何か月も待ったりしないといけない場合があります。それ以上に感動も大きいので、アートの力を存分に堪能したいという人は原画を購入することを強くオススメします。

版画

金額:安い~普通(高くて数万円程度くらい
希少性:低い (同じ作品が複数枚あるのが普通

版画はシルクスクリーン・木版画・リトグラフなどで同じ絵を何枚も制作したものです。原画よりも安価で、原画が手に入らないような作家さんの作品がどうしても欲しい時は検討してみてもいいかもしれません。多くの場合、版画にはエディションナンバーという数字が書かれているので、原画と見分ける際に注目してください。村上隆などのビッグネームの作品でも10万円とかで買えることがあります。

プリント

金額:安い(2000円とか
希少性:ない(Amazonでいくらでも買える

絵画を大量に印刷したものです。Amazonや楽天などでも絵画と検索すると沢山出てきます。なので希少性とかは皆無で、絵画としての価値はありません。絵画に資産価値を期待する人は、これは買ってはいけないものになります。

リビングに飾られる絵画

インテリアとしての絵画、投資としての絵画

絵画の種類について知ったら次は絵画を買う目的について話をしなくてはなりません。ただのインテリアとして絵画もありますし、絵画を購入すると資産にもなるので投資目的に絵画を購入する人もいます。どういった違いがあるか見ていきましょう。

インテリアとしての絵画

インテリアとしての絵画は、非常にシンプルです。気に入ったものを飾ればいいのです。選ぶときのポイントも部屋の雰囲気を考えたり、飾る大きさを考えたり、実際にここに飾ってみようかなと考えながら思い思いのインテリアにしてみてください。

投資としての絵画

投資としての絵画は、富裕層も買っています。これから資産構築したい人やどうせ買うなら価値のあるものと考えている人はこちらの絵画をオススメします。

投資する場合でも、新人作家の作品を買って一発大当たりを狙ったり、既に価値の落ち着いた作品を買って堅実に運用するかはその人の好みが出るポイントです。ただし絵画の場合、価値が上がるまで10年以上必要だったりするので、待っている間も絵画を楽しめるような作品を購入することをオススメします。

投資のイメージ

作品について調べよう

絵画を購入する前に作品について調べましょう。せっかくお金を払って作品を家に迎えるのに、その作品について知らなかったら気持ちも盛り上がりません。初心者が作品について調べる時は簡単なところからで大丈夫です。以下の項目について調べてみることをオススメします。

①作者の経歴
②作品に描かれている内容
③作品のストーリー・背景

作者と作品と背景について調べることで、その作品を飾った時に、ただ見た目を楽しむ以上に人に紹介することができるようになります。さらに作品に愛着もわいてくるので、より長く楽しむことができるのです。

まとめ

今回は初心者が絵画を買う時に失敗しないように、押さえるべき3つのポイントについてお伝えさせていただきました。これから絵画を購入しようと思っている方の参考になったら幸いです。

個人的にオススメなのは、10年後に大物になるかもしれない新人作家さんの作品を購入することをオススメします。絵画を楽しむに加えて、作者の成長も楽しみの一つになるからです。

もし、気になる作家さんがいたら定期的に新作をチェックしてみてください。

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