「ゴッホは生きているうちはたった一枚しか絵が売れなかった」
なんてうわさがあるのを知っていますか?

3行で分るフィンセント・ファン・ゴッホの歴史
- Vincent Willem van Goghは1853年オランダ南部生まれのポスト印象派の画家です。
- 当時流行していた日本趣味にも関心を寄せていて、浮世絵版画を収集していました。
- 共同生活していたゴーギャンと喧嘩したのをきっかけにメンヘラ発動して最後はピストル自殺した。
なぜゴッホは絵が売れなくても画家を続けることができたのか?
不遇の天才で生きている間に全く一枚も絵が売れなかった
という話がちらほら出てくるのがゴッホとういう画家です。
そしてこう思う人も少なくないのではないでしょうか?
「天才だったら絵、売れるでしょ!」
この噂の裏側には、真実が隠されたいました。
ゴッホの絵はすべて1人に買われていた。
ゴッホについて調べると弟の「テオ」が必ずと言っていいほど登場してきます。
不遇の天才ゴッホとそれを温かく見守って経済的支援をしていたテオ
という感じに美談に語られることが多いのもゴッホが人気の画家の理由です。
でも実際のところ弟に経済的支援をしてもらっていたんです!
そうでもしないと、今も昔も画家は生活することが出来ません。
ちなみにこれは経済支援という名目でテオはゴッホとある契約をしていました。
それは「経済的支援の代わりにゴッホの描いた絵をすべて回収すること」

なぜテオはゴッホの絵をすべて回収していたのか?
それは 爆発的に売れるための仕込みしていたからです。
現在のビジネスで言うところのマーケティングをやっていました。
なんでこんなことをしていたかというと画家としての価値が上がる条件の一つに
「作者のストーリー」があります。
もしある1人の画家が人生で一枚も絵が売れていなかったとして、
死んだあとに大規模な回顧展が開かれたとしたら、
もしそこで、作品がバカ売れしたら、
その作者の作品の価値ってどこまでも爆伸びすると思いませんか?
ゴッホとテオは、ゴッホの人生をかけてこんな仕掛けをしていたんです
これは当たるしかない!
ということで画家のゴッホは、金の卵を産む鶏だったんですね
だがしかし、うまくいかなかったんです。

でもこの仕掛けは失敗しています
「え?ゴッホってめっちゃ有名じゃん!」と思う人も沢山いるかと思いますが、実はこの仕掛けは失敗しているんです。
完全にシナリオ通りに行けば、この「死んだ後にバカ売れした不遇の天才画家を作る計画」はテオとその家族に莫大な利益をもたらす予定でした。
しかし、ゴッホが本当に不遇だったために、兄弟2人ともお金を手にすることはありませんでした。
ゴッホはなぜ不遇だったのか?
●その1 早すぎるゴッホの死
もともと才能のあるアーティストは短命なことが多いです。
ゴッホも例にもれずに、メンタルくそ雑魚ニートでした。
そもそも療養で静かなところに引っ越したのに友達を呼びつけてみたり、
それで同居していたゴーギャンと喧嘩して、
耳を削ぎ落してみたり、
精神病院に入院したと思ったらピストル自殺をして人生終了したり、
という感じで完全にメンヘラでした。
結局、37歳という若さで死をとげています。
詳しいゴッホの説明は「美術手帖」に解説がありましたので、興味のある方は御覧ください。
その2 早すぎるテオの死
ゴッホの後を追うように、弟のテオも死んでしまいます。
もともとテオは病弱でしたが、ゴッホの死をきっかけにさらにだんだんと衰弱していきました。
この時結構頑張って、ゴッホの作品を売り出す仕掛けをしていたのですが、結局間に合わずに、死んでしまいました。
自分も死んで、唯一の理解者といわれたテオも死んでというストーリーが生まれた結果、ポスト印象派を代表する画家になりました。
ゴッホはあらゆるプロモーションが失敗した結果画家にしては珍しいことに、
ほぼすべての作品が保管された状態になるという極めて価値の高い状態になったんです。
今でもひまわりやジャガイモを食べる人々、浮世絵をオマージュした作品群そんな名画の数々を見ることができるのは何とも皮肉な話ですね。
まとめ
ゴッホの絵が1枚も売れなかったというのはうそで、
実はすべて身内との専売契約がありました。
ゴッホを有名にする仕掛けはメンヘラすぎて失敗したが、
世界的な画家として今なお多くの人を魅了しています。
アーティストように考える思考法「アート思考」を取り入れて、
ゴッホのように人生をかけて何か一つのことに集中してみたら、世界的に有名になることも夢ではないかもしれません。
ゴッホはアート思考で人生を謳歌していた
アート思考とはアーティストが作品制作をするプロセスの中で使用する思考法で「好奇心に従って、独自の視点をもって、満足するまで追求し続ける」ということ。
→アート思考ついて詳しく書いた記事はこちら
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